ご存知ですか? 自由型敷地編(5)

自由型敷地編(5)
細長い土地シリーズ No.2、“東、又は、西面道路に面して間口が広~い敷地です。”
自由形敷地に建てるコツ <その5>

西間口が20m位、奥行き3.5m位の敷地に計画させて頂いた事があります。
20mの側(西側)に南北の4m道路が走る、住宅地の中にある、南北に細長い形の敷地でした。
“開発行為”という区割りの方法があって、最初、この敷地を作るのに、違う形を考えていたのですが、この形状に区分した方が、道路の両サイドに土地が出来るため、その方がいいかかな、で、そうなりました。(何言ってるのかわかりますか?)

こうして出来た片側の土地が間口が20m位、奥行き3.5m位のこの敷地でした。
計画の段階で、北側斜線に関しては(南北ですので、北側の一部が、かかってはしまうものの)あまり、問題は、ありませんでした。問題は、道路斜線でした。道路斜線の緩和というのも当時はまだありませんでしたし、まあ、使おうと思っても、3.5mでは使える状況ではありませんね。いっぱいですから。

さて、こういう条件の敷地に関して、考えていく中で、ひとつの大きなポイントは、“道路側をあけない”プランニングにする。簡単に言えば、道路側いっぱいまで、使っていい、使ったプランニングを考えましょう、と言う事でしょう。
しかし、ここで問題になって来るのは、住む側にとって、道路ギリギリの部屋が、実際に住んだ時にどうか?と言うことです。具体的には、道路からの視線、あるいは騒音の問題ですネ。
反対に道路を通る側からの問題は、法的に言っても別にありません。もちろん、敷地から出て建ててはいけませんが・・出てなければ大丈夫。これは、道路の交通量にもよります。もし、交通量の多い道路だったとしたら、“車がぶつかって来た時”にマズイですが、基本的に住宅地の中ですので、車の往来もそんなにないはずですし、例え、車が通ったとしても、そのスピードは“ゆっくり”のはずです。

一方、その家に暮す方にとっては、道路から“見える”、“見られる”といった、“視線を感じる問題”、“騒音”の問題が生じてきます。もちろん、これも人の行き来の程度にもよりますネ。もっとも、これは少し前のお話ですので、今ほどに、騒音問題など細かく考える必要はありませんでした。
さて、反対側も住宅地でしたが、隣も結構せまってきていたので、 まあいいか、で、“芯々”で55センチ、有効で47センチくらい取りました。

そして、長い敷地ですので、まあ、とりあえず南側は空けましょう、と、考えました。
入口は、だいたい中央にして、玄関を入って右左に分かれるプランニング、短辺側が、3.5メーター(一間半)ですから、2.7メータープラス少しで考える、そんなプランを作らせて頂きました。
このプランニングの大きなメリットは、全ての部屋が外壁に面していて、全ての部屋ごとに窓が取れるということです。こうすることによって、当然ながら、とても開放感が出ました。
間口が一間半ですから“狭い”といえば“狭い”のですが、一間半という大きさはゴロンと横になった時、全然足も頭も壁にあたりませんから、以外と広いのですヨ。だから、心配はなくなってしまいます。
そして、部屋の両サイド(西側と東側)が窓ですから、明かりと風は、いっぱい入ってきますので、中々爽やかですね。特に一番南の部屋は、3方が窓になりますから、まるで列車の最前部にいるみたいです。
あまり経験しない風景ですから、一瞬戸惑ったりしますが、やはり、それはとても気持ちいいです。

さて、おさらいです。
あたり前のことですけど、一間半の間口って、横にゴロゴロン出来るんですねェ~知ってましたか?

次回は、“細長い土地シリーズ No.3 南面道路で、東西に細長い土地の場合” です。
お楽しみに。

(この記事は、旧ホームページに以前掲載されたものです。)

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