併用住宅編(7)「どんなプランがいいのですか? その(1)」

“ご存知ですか?”シリーズ 
併用住宅編(7)「どんなプランがいいのですか? その(1)」
※この記事は、旧ホームページに掲載されていたコラムです。

「併用住宅」をご計画される時に、一番に考えておかねばならないこと、大前提は、「併用住宅編(5)」でお話ししましたコツの(1)・(2)です。
それは、大家さんご家族様と、借りる人達が、お互いに相手の方におもねらないで生活できる様にプランニングをすすめること、相手の人達のことを忘れてしまっていて、意識しなくて生活できる様にプランすることです。とお話し致しました。
このことは、とにかく、まず一番最初に、キチンと心の中におとしておく事が大事です。
そして、次に、大家さん役をやったり、借りる人役をやったりして、色々考えてみることです。

“駅から徒歩15分以内の場合について”を、前々回(3)でも少しお話しさせていただきましたが、この辺のお話を致します。

1ルームが本当に多いのですね。この駅からの距離内の賃貸住宅では。
それは、やはり、家を借りる若い人達の交通機関が鉄道という場合が多いということでしょう。車とか、自転車とか徒歩とかに比べますと。
若い人達はエネルギーがいっぱいですから、仕事もいっぱいして(学生さんは、例えばアルバイトですね)、学生さんですと、クラブ(とか同好会とか)もしますね、勉強もそこそこして、遊びます。

夜遅くなるまで遊びますね。そして、終電になることは多いのですが、バスの最終は既になく、タクシーを乗る必要の距離に住んでしまいますと大変です。この金額は、月に数回としましてもとても大変な額となりますので、とてもアルバイト代では不足してしまったりします。そして、又アルバイト代は他に使う予定をしていますので、さあ大変!
ですから、多少家賃が高くても、駅から近い所に住むことになります。

併用住宅編(5)の(7)番目のお話です。
「そして、もし、1ルームを考えるとするならば、最低2人で、それなりに多少余裕を持って生活が出来る物件にすること」
さて、この場合の具体的な内容ですが、

1. ユニットバスは、必ず、追い炊き機能が付いていること、そして、出来れば乾燥機機能付きとすること 
2. キッチンは2口コンロがあり、料理が出来ること、
  1口ではダメなのです、2口ありますと、なんとか料理をすることが出来ます。 
3. その横に、冷蔵庫を置くスペースが用意されていること 
4. TV付きインターフォンをつけること 
5. インターネットの接続が考えられていること 
6. 収納スペースがあること 
7. これは当たり前になってしまっていますが、トイレは独立していること 
8. そして、これが大事なのですが、LDK、これはベットルームを兼ねることになるかと思いますが、
  3帖弱でも良いので、LDKの他に小さなベットルームががコーナーとしてでもあること、
  これ大事なことなのです。 
9. そして、建坪としては最小としても約8.0~8.5坪(26.5m2~28.0m2)くらいあるといいです。
  (ここの考え方はとても難しいですので、あくまで1つの考え方と思ってください。)
  (実際の場合は、建てる場所によって、もっと大きくても良かったりしますが) 
10. もし、1階部分を計画して、女性専用の賃貸にしましょう、と考える場合は、
  防犯について、借り主とされる女性が納得できる、
  安心できるまでのキチンとした設備が必要となってきます。 

そして、これは、蛇足となるかもしれませんが、メゾネットタイプ※も考えの中に入れておくといいですね。
(これは、やはり、土地柄を十分に考慮に入れて下さいませ、各1戸分の建坪が大きくなりますので。)
(※メゾネットとは…ここでは、1住戸が上下2フロアとなって、中の専用階段でつながっているものを指します。)

又、これも、実は蛇足のお話ですが、とっても重要なお話しです。
それは、1ルーム、2人で住む事を十分に可能にするプランニング、を考える一番の源はこういうことなのです。
例えば、若い夫婦の2人で住む、恋人同士の2人で住む場合を想定して考えると、いいのです。

(“あれ?、じゃあ、熟年の2人の場合は、こういう物件はダメなのですか?”という質問が出されてくるかもしれませんが、勿論OKなのですが・・・
この方々の場合には、もう少し違った考え方をプラスして考えさせて頂いていますので、今回は、一応ちょっとだけ考慮させて頂きまして・・・と・・・よろしくお願い致します。
もし、これから、“そういう場合はどうなの?”というお問い合わせが少なからずありましたならば、・・・・改めまして、お話させて頂きましょうか、と思っております、です。)

話は元に戻りまして続けます。
それも、2人の生活の中で、仲のよい状態の時を考えるのではなく、ケンカをしてしまった時の状態を考えると、いいのです。
若い二人が(と、ここに“若い”という言葉が出てきますので、熟年の方々にはちょっとだけご遠慮していただくとなってしまうのです。)ケンカをしてしまった時は、どうなるのか、考えてみて下さい。

どうなりますか?

ケンカをしていて、もう口も利きたくない、顔も見たくない、そんな時でも夜は来ます。
1箇所で、隣同士で、休む、寝てしまうとしますね。

寝てしまっていますと、全てを忘れてしまっていますからいいのですが、・・・フッと目が覚めた時に、隣に、ケンカをしている相手が寝ています、さっきまで、一生懸命ケンカをしていて、頭にきていて、口も利かない、顔も見たくない、と思っていた相手が隣にいて、気が付いたら、その事をさっぱり忘れてしまって寝入っていた自分がここにいます。そうしますと、そのサッパリ忘れてしまっていた自分に、どういうわけか、とっても腹が立ってきますのです・・・・よ。

どうして、あんなにこんなに、私は怒っているのに、寝てしまったら忘れてしまっているのか、隣でスヤスヤ寝ている人を見て、自分も、きっと寝ている時は、もうこうなんだな~と思うと、そのことにメチャクチャ腹が立ってきます・・・ね。

だから、ケンカをした時に“あんたはあっち、私はこっち”と別々に寝られる場所がありますと、それは、3日も4日も本来は、隣に一緒にいると、口も利かない、顔も見ない状態が続くであろうと思われますその時間が、案外早く短く、済んでしまうのですね。

これは本当の事ですよ。まず、間違いありませんです。
あっ!今、“私の場合がそうであったから、確信して言えるんだ。”と思われた方が、多くみえると思いますが、それなりに年齢を重ねられた方々の皆さん、目を閉じて、胸に手を当てて、思い起こしてみて下さい、私の言っている事は“ズシーン”ときますでしょう。

“そうだヨ~(若い頃は)”と思ってみえる方が大勢みえるのではないかと思っています。
・・・ので、LDKの他に、3帖弱のコーナーに、でもいいので、ちょっとベットルームになる事が可能なスペースを、プランニングしておくことは必須なのですね。
いかがでしょうか?

“確かに、そうですね~”
“とてもわかりやすくて、ありがとうございます”
“併用住宅、それも、2人で住む 1ルーム考えてみようかな~”
と、ほとんどの方々にご納得していただきました(?)ところで。

さて次回は、「どんなプランがいいのですか? その(2)」です。お楽しみに~。

※我が家の冷凍庫の中には、餃子も肉まんも入っております。
 どうしてくれようか、と現在、処遇を審議中(?)です。原野

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